2013年 12月 15日
戦場カメラマン渡部さんが仙美里中で閉校記念講演
イラク戦争などの取材写真のスライドを交え,「戦争の犠牲者はいつも子供たち」と訴えました。
私(ブログ作成者)も,仙美里中学校を卒業しました。思い出のいっぱい詰まった母校がいよいよ閉校の時を迎えます。学校を訪問して,少人数なりに指導に工夫されている先生,そして力を合わせて学校生活をおくる生徒の皆さんの様子を拝見し,力をいただきました。
私も,渡辺さんのお話を聞きたかったです。
十勝毎日新聞が, 「戦場カメラマン渡部さん熱弁 本別仙美里中閉校記念講演」 と伝えています。
-----------------------------------------------------------------------------
【本別】 来春に閉校する仙美里中学校(式見祝賀校長,生徒19人)で1日,戦場カメラマンの渡部陽一さんの講演会が開かれた。イラク戦争などの取材写真のスライドを交え,「戦争の犠牲者はいつも子供たち」と訴えた。-----------------------------------------------------------------------------
大学生だった20歳から世界の紛争地域で取材を続ける渡部さんは「写真を通じて戦場に生きる子供の姿を伝える」ことをテーマに活動していると説明。イラク戦争では劣化ウラン弾により新生児に障害が出た生々しい写真を紹介し,「イラクで子供たちが泣いている」と戦争の悲惨さを語った。
一方で,終戦後に学校で学ぶ子供たちの笑顔の写真を見せて,「イラクの子供は学校に行くのが楽しみ。ボロボロの机といすでも勉強できるのがうれしい」と語った。
渡部さんは,独特の柔らかい口調と,ステージいっぱいを使った動きを交えて,戦争の悲劇とそこに暮らす人々の姿を表現した。会場の質問にも丁寧に答え,戦場に持参するお守りの問いには「肌身離さず持つのは家族の写真。戦争で最後まで生き延びる力は家族が一緒にいること」と語った。
講演会は仙美里中学校閉校記念事業協賛会(三井孝寿会長)の主催。在校生や卒業生,町民ら約650人が訪れて耳を傾けた。(安田義教)
以上引用:十勝毎日新聞・本別めーる 2013年12月04日の記事
http://www.tokachimail.com/honbetsu/