2014年 07月 24日
広尾中生がオオバナノエンレイソウを移植
7月16日,広尾中学校の1年生56人は,シーサイドパーク広尾に,初めて オオバナノエンレイソウの苗を移植 しました。
2年前に現3年生らが約2万粒の種から校内の花壇で育てた「未来の苗」を,後輩が願いを込めて植え替えました。
十勝毎日新聞が, 「生徒がオオバナノエンレイソウ移植 広尾中」 と伝えています。
【広尾】広尾中学校(太田昭弘校長,183人)の1年生56人は16日,シーサイドパーク広尾にオオバナノエンレイソウの苗を初めて移植した。国内最大規模のエンレイソウ群生地である同パークの環境保全・再生に携わることで自然の尊さを感じてもらう「タイムカプセル事業」の第2段階。2年前に現3年生らが約2万粒の種から校内の花壇で育てた「未来の苗」を,後輩が願いを込めて植え替えた。
同事業はオオバナノエンレイソウ研究の第一人者・北大大学院の大原雅教授と同校が連携して行う環境学習。2011年から毎年この時期に1年生が果実から種を採取し,校内の花壇で苗を育ててている。
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生徒はオオバナノエンレイソウの果実も採取し,約200個ずつ約1万個の種を校内の花壇にまいた。(石原秀樹通信員)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2014年07月19日07時30分の記事
参考:オオバナノエンレイソウ
オオバナノエンレイソウ(大花延齢草,Trillium camschatcense)は,ユリ科エンレイソウ属の多年草。
特徴[編集]
5~6月に茎頂に直径5~7cmの白い大きな花弁を付け,草丈は30~70cm程度に生育する。葉は菱形状広卵形で茎頂に3個を輪生する。
エンレイソウ属につけられた学名の Trillium は「3のユリ」を意味し,開花個体が3枚の花弁,萼片,葉を持つことに由来する。ミヤマエンレイソウ(シロバナエンレイソウ)も白い花弁をつけるが,本種の方が大きくミヤマエンレイソウが横向きに咲くのに対しやや上向きに咲く。オオバナノエンレイソウでは,花弁はより丸みを帯び,先端もあまり尖らない。エンレイソウの仲間はすべて開花までに10~15年を要する。その後,最低でも10年間ほぼ毎年花を咲かせるといわれていることから推測し,1個の種子が芽吹いてから枯 北海道大学敷地内にも5月下旬頃に北キャンパスの原生林に多くの群落を見ることができる。北海道大学では,オオバナノエンレイソウを校章に採用している。
北海道では各地に群生が見られる。北海道には9種のエンレイソウ属植物が自生しており,本種のほか花弁を持たないエンレイソウ,前出のミヤマエンレイソウ,現存するエンレイソウ属植物同士の雑種であるシラオイエンレイソウ(三倍体),カワユエンレイソウ,トカチエンレイソウ,ヒダカエンレイソウがある。また染色体の解析から,三倍体シラオイエンレイソウが染色体倍加したシラオイエンレイソウ(六倍体),古エンレイソウ属植物の雑種に由来すると考えられるコジマエンレイソウが知られる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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