2015年 05月 30日
途別小児童が早乙女姿で伝統の田植え
5月20日,幕別町の途別小学校で,地域の 伝統を引き継ぐ田植え が行われました。
すげがさをかぶり,絣の着物をまとった「早乙女姿」の児童らが苗を一本ずつ植えました。
途別は1900年,晩成社の依田勉三らが管内でも最初に稲を試作した地域とされ,長く水田地帯でした。国の生産調整で1986年に地域から水田が消えて以来,歴史を伝えようと,同校の授業で毎年続けています。
十勝毎日新聞が, 「早乙女姿で地域伝統の田植え 幕別途別小」 と伝えています。
【幕別】途別小学校(鈴木義秋校長,児童20人)で20日,地域の伝統を引き継ぐ田植えが行われた。すげがさをかぶり,絣(かすり)の着物をまとった「早乙女姿」の児童らが苗を一本ずつ植えていった。
途別は1900年,晩成社の依田勉三らが管内でも最初に稲を試作した地域とされ,長く水田地帯だった。国の生産調整で86年に地域から水田が消えて以来,歴史を伝えようと,同校の授業で毎年続けている。
午前10時半,かつて水田を経験したメンバーもいる「途別長寿会」(一原康男会長)が今年も指導役を務め,グラウンド横の約70平方メートルの水田に,高学年の児童が「コロ」と呼ばれる昔ながらの道具で付けた線に沿って,もち米「きたゆきもち」の苗をぬかるみに苦戦しながら植えいていた。
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児童は今後,生育観察を続け,9月に収穫,12月に地域住民を招き,餅つき集会などで味わう予定。(佐藤いづみ)
以上引用:十勝毎日新聞社ニュース電子版/2015年5月20日12時09分の記事